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The marketing expert's lectures

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人はなぜ学ぶのだろうか?答えは人の数だけあるだろうが、突き詰めると自己実現の為と言えるだろう。

かなり昔の話になるが、学部時代、ゼミに入るのは第二の入試のようだと感じた。人気のある先生のゼミは応募者が殺到し、競争率も高かった。教養課程の成績、ゼミの出願理由書の提出、そして担当教官の面接をくぐり抜けないと入れない。

面白い事に私が通った学部では、人気がある教官は一様に厳しかった。当然の事ながら、出席やレポートの提出は厳格、レポートの内容について本当に理解しているか口頭試問でも容赦しない。

ただ出席していれば単位をくれる先生も中にはいるが、どうせ同じ授業料を払うなら、鉄は熱いうちに打てとばかりに、真摯に指導をする師の下に集い学びたいと思った。そして、自分と同じような思いで、集ってきたゼミ生達との交流も刺激になった。

そんな風に書くと辛い学生時代を過ごしたみたいに思う方もいるかもしれないが、今振り返っても、とても楽しかった。尊敬する指導教官の下で、学べる喜びを手に入れられた事や、互いに良い刺激を与え合う友人達の出会いとその存在もありがたかった。

真剣な顔をして、遅い時間までレポートに取り組んでいると、心配そうな顔をした母が「どう?大学は楽しいの?」と尋ねてきたが、「(面白くなさそうな顔しているけど)とても楽しいよ!」といつも即答していたほどだった。

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お写真は宇佐美さん。マーケティングのスペシャリストです。ネスレ・キットカットやトヨタ自動車などのマーケティングを担当されています。そのお仕事の傍らで、母校の早稲田大学で非常勤講師として、ブランドとマーケティングに関する基礎知識、発想、具体的な方法論を、後進の指導の一環として教えています。

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その講義に密着させて頂き、講義中の様子を撮らせて頂いた。この講座は受講生が前期・後期の授業料とは別に講座料を支払い、受講するシステムになっている。だから、それだけマーケティングについて高い意識を持っている学生が集ってくる。

当然、宇佐美さんの指導にも熱が入る。

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ブランド価値とインサイトの関係、ブランド・パーソナリティとブランドパーセプションゴール、アイデアについて、学生たちに語り続ける。


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時にはユーモラスな表情で。


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学生たちのチームによるプレゼンテーションのコメントにも熱が入る。

ところで、今回の撮影を許可して下さった、嶋村教授、早稲田大学の関係者の皆様。そして撮影に協力して頂いた、宇佐美さん、佐藤さん、学生の皆様、本当にありがとうございました。この場で改めて御礼申し上げます。

多謝。

春慶

追記:宇佐美さんの写真を現像していて気が付いたことは、宇佐美さんには白黒写真が似合うという事だ。他の方の場合だと、カラーの方が圧倒的に雰囲気を伝えられるのだが。。。宇佐美さんご自身にも確認していただこうと思い、白黒とカラー写真の両方を持参し、どちらが良いと思いますか?と尋ねたが、やはり白黒の方に軍配を上げていました。どうやら、その方の個性によって違いがでるようです。
by SHUNCAY | 2012-08-18 12:01 | Professional