SHUNCAY’s Photobook

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茉莉花の飾り バガンで馬車に乗る

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ヤンゴンの写真は一旦お休みして、バガン王朝の遺跡があるオールドバガンの写真に移ろう。

ヤンゴン発の午前7時の便に乗り、ニァゥンウー空港に到着したのは午前8時20分。ミャンマーではどの空港でもポーターがいて、「荷物を持つよ!」と言ってくるが、ほとんどの空港で断った。そして、空港に待機していたタクシーとホテルまでの料金を確認してから乗り込んだ。

ホテルに着くまでの間に、運転手さんから「観光なら一日チャーターしませんか?」とセールストークをされる。料金を尋ねると、35,000チャットで今から夕方まで好きな所に行ってくれるそうだ。ミャンマーでは、ましてやバガンでは、未だに珍しいエアコン付きの車で、しかも英語が話せる運転手さんが付きっきりで、観光名所を周れるのは実にありがたい話だ。だが、なんとなく気乗りがしなかった。

ホテルにチェックインすると、民族衣装を着た可愛い女性がお出迎え(トップの写真)。

早朝(午前9時前)にもかかわらず、既に部屋の用意が出来ているそうだ。アーリーチェックインは本当にありがたい。ついでにレセプションに、オールドバガンを観光でまわりたいのだけど、どうしたら良い?と交通手段を相談した。「馬車ならホテルの外に沢山停まっているので、交渉してみたらどうでしょう?」と薦められた。

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言われた通り、ホテルの外にでると馬車が並んでいた。

御者の青年が近づいてきたので料金を交渉。一日中のチャーターで25,000チャットだそうだ。エアコンもないし、乗用車と比べると乗り心地も悪そうだが、なんだか馬車に乗ってみたくなったので、すぐさまお願いした。

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乗り込む前の準備は万全に!

確かにエアコンはないし、天井は薄いビニールの幌なので日中の暑さはしのげないが、馬車に揺られて走ると気持ちの良い風が吹いてくる。

懸念していた「お馬さんの落し物」の臭いもしない。

もっとも、かなり揺れるのでカメラには良い環境ではない。馬車に乗るときには必ずカメラバッグに入れよう。

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ところで、この国ではクラクションを頻繁に鳴らす。歩道と車道がきちんと分かれている道路でも、なぜか車道の中央分離帯付近ででジョギングをしている人たちが多い事や、乗り合いバスなどに『追い抜くよ』と合図しているようだ。

だが、クラクションを鳴らしたら馬が驚くだろうと思いきや、驚いたのは私の方で馬は平然と走り続ける。側をトラックが走り抜けようとしても、慣れているようでギャロップすることもない。のんびりと車が走り去るのを待つ。

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のんびり馬車に揺られながら、後ろを振り返るとこの光景。

『僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る。ああ、自然よ父よ、僕を一人立ちにさせた広大な父よ、僕から目を離さないで守る事をせよ。』

と高村光太郎の詩が浮かぶ。

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馬車での移動中、バイクに二人乗りしていた女性と御者の青年がすれ違いざまに会話をした。バイクが過ぎ去ったあと、彼から「僕のおかあさんなんだ!」と話してくれた。「いくつなの?」とおかあさんの年齢を尋ねると(←失礼千万w)、なんと私と同い年。

へぇ~~~、なんだかこの青年が急に自分の息子のような気がしてきたw。実はこの子(すっかり自分の息子気分w)、とても気が利く子で、私のGitzoを丁寧に扱ってくれたり、靴を脱がないと入れないパゴタで、入り口に靴を置きっぱなしにすると、他の人に履いて行かれるかも知れない。そうなったら困るだろうからと、馬車に戻るまで預かってくれたりした。

ミャンマー流の秀吉サービスに助けられる。

おまけに、翌日の空港行きも彼の友人のタクシーを頼んだのだが、午前6時半にホテルを出発する際にも見送りに出て来てくれた。

朝早くから夜遅くまで、毎日しっかり働く孝行息子に育ってくれて、おかあさんは本当に嬉しいよ!と暖かい気持ちになったオールドバガンの朝であった。

なんでやねん。。。

【お知らせ】
日本写真学院・安達ロベルトゼミ修了展に参加します。

会期: 2013年7月19日(金)~2013年7月25日(木)
時間: 10時~19時(土日祝日は18時、最終日は17時まで)
会場: Bright Photo Salon
住所: 東京都中央区湊1-8-11 千代ビル4F(日本写真学院内)
最寄駅: 日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅より徒歩8分

皆様のお越しをお待ちして折ります040.gif

春慶
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by SHUNCAY | 2013-06-02 16:03 | Trip