2013年 10月 02日
茉莉花の飾り インレー湖での思い出 Vol. 3
話は前後するが、某空港の出発ロビーで、インレー湖近くの空港、Hehoに行くフライトを待っている時に、数少ないミャンマーの観光ガイドを読んでいた。それによると、Hehoの空港から乗るタクシーはぼったくりが多く、注意が必要と書いてある。
な、なんですと???(現地に到着する寸前までガイドブックを読まなかった事はさて置きw)。
ボッタクられるなんて、それは絶対にイヤだわ!同じ高額な料金を払うならホテルのリムジンの方がずっとマシ。今すぐホテルに電話してピックアップのリムジンを頼もう!とすぐに周囲の公衆電話を探すが、全部撤去されてナシ。ちなみに私のiPhone@auでは、ミャンマーでの通信サービスはないとの事。おまけに現地で携帯使うこともないだろうと思い、敢えて借りなかったのだ。だが、こんな時に必要になるとは、トホホ。。。
それで、オフィサーに「公衆電話を使いたいのですが、どのフロアに移動すれば良いですか?」と尋ねてみた。すると、オフィサーはおもむろにポケットから自分のガラケーを取りだし、どうぞ!と私に手渡して下さった。
まぁ、なんて優しいオフィサーなんでしょう 「本当、ご親切にありがとうございます。」
と淑女を気取ってお礼を申し上げた。
そして件のホテルに電話をしてリムジンサービスを頼む。すると、電話に出たフロント係君から「はい、大丈夫です、空港に迎えに行きます。ですが、タクシーを利用した方が安上がりですよ!」と返答があった。「いえタクシーは利用しないから、必ずリムジンで迎えに来てね。私のフライトナンバーは〇〇〇で、××時△△分にHehoに着くから、間違えないでね!」と念を押した。
だが、フロント係君は一度引き受けたにも関わらず、その後もしつこく「でも、タクシーの方が安上がりですよ!」と5回ほど繰り返す。その度にタクシーは利用しないから、リムジンを寄越して!と返答するのもいい加減に鬱陶しくなってきた。
それに、出発ロビーにはエアコンがなく40℃近い蒸し暑さの中で同じ話を繰り替えさせられるとイライラが増す。ましてや人様の携帯をお借りして話しているのだから、一刻も早く切り上げてお返ししたい。電話代高そうだし。。。だが、相変わらずフロント係君は同じ言葉を繰り返すだけで、一向に埒が明かない。
なので最後には「私が貴方から聞いた料金で納得して、リムジンを頼むとリクエストして、そちらも承諾したんだから、もう金輪際タクシーを使えなんて言わないで!」と厳しい口調でまくしたてた。
実は私の英語はとても早口ですの。。。そして、早口で話すと畳み掛けるような口調になるからか「怒っているみたいに聞こえる」と家族&友人達から大不評の連続だったので、いつもは敢えてのんびり話すように心がけておりますの。。。オホホ。。。
ですが、この時ばかりは自分の早口を逆手に取り、牛耳りましたの。。。
あらいやだ、私としたことがはしたない。オホホ
でも、隣では先ほどのご親切なオフィサーが吃驚した表情で聞いているので、「ではヨロシク!」と電話を切り、今度は丁寧な口調で「お電話をお借りしましてありがとうございました。」と、再度丁寧にお礼を申し上げた。
そして肝心のHeho空港に着くと、リムジンは到着しておらず、代わりに私の名前を書いたカードを持ったインド系の女の子が居た。彼女から、「この日の宿泊客はピックアップのリムジンを頼む方がほとんどで、(私は)直前のご依頼でしたので、台数に限りがある車の手配が間に合わず、申し訳ないが、少々お待ちいただくことになります。」と説明があった。
なんだ、そういう事情ならそうと電話口で説明してくれれば、こちらも事前に対策を練る事が出来るし、お互いに時間のロスが少なくて済んだのに。。。明らかにフロント係君の説明不足だわ。。「へぇ、そういう事情なの。貴女が彼の代わりにフロントに居て対応してくれたら(誤解もぜず、無駄な時間を過ごすこともなく)良かったのに!」と情報提供の少なさによる摩擦を嘆いた。
空港に到着後1時間経ってから私を迎えにリムジンが到着。だが、お値段はベントレーのリムジンサービス並みだったものの車は中古のハイエース。もっともこの国では中古のカローラが800万円位するそうなので、高級車には違いがないのだが。。。
つづく
※写真はホテルのフロントで眠るサーシャ。
春慶
by SHUNCAY
| 2013-10-02 00:33
| Trip